海外赴任していると、現地通貨と日本通貨の2本立ての給料となる。少なくとも、我が社はそうだ。ビザの関係等で一生海外に住み続けられないこと、あまり海外に現金預金を所有していても、何かと不透明なので年に1回ほど、米国から日本に送金している。
今回は、次の銀行間で送受信を行う。
送金先として住友SBIネット銀行としているのは、既に口座をもっていること、米ドルのまま送受信ができることだ。米ドルのままである点は大きい。つまり、送金後、為替相場が円安になるタイミングで米ドルから円に換金できる。送金と同時に換金すると為替レート的に不利だし、円安タイミングをはかることができない。住友SBIネット銀行はネット銀行だけに為替レートも店舗を持つ従来銀行より運営コストが安いせいか、有利(お得)である。
送金元であるUnionBankでは、送金金額とは別に$50の手数料がかかる。送金先の住友SBIネット銀行では米ドル50K以上であれば手数料がゼロとなる。
そこで、送金元の送金額、送金先の着金額は次のようになった。
- 送金額:米ドル51,000.00 (UnionBank)
- 着金額:米ドル50,955.00 (住友SBIネット銀行)
つまり、米ドル45.00がどこかで吸収(手数料として取られている)されている。なにやら調べると、中継銀行とやらがUnionBankと住友SBIネット銀行の間に存在しているようで(ウォール街の亡者か?)、そこが要はピンハネしているようだ。
結局、米ドル$51,000.00(日本円で約510万円)を日本に送金すると、もろもろ合計米ドル95.00(日本円で9,500円)の手数料がとられる。率にして0.18%だ。
さらに言えば、米ドル50K以下であれば、さらに手数料米ドル25がかかり、合計米ドル120.00の手数料がとられる。
結局、手数料を節約するには
が重要である。一方で、急激に円安になった場合は
- 一刻も早く日本に送金し、日本で米ドルから円に両替して為替益を狙う
のが良いと感じる。
ちなみに、秋葉原のヨドバシカメラ周辺にある両替所で間違っても換金しなことだ。理由はもちろん、為替レートが圧倒的に不利であるからだ。