カメラ映像機器工業会、通称CIPA(Camera Imaging Products Association)とApple Incの関係について記述する。
会員名簿をみると正会員(従来の日本老舗カメラメーカーばかり)と賛助会員が記載されている。賛助会員はApple. Inc、Tessera, Inc、Samusung, Ltd、Microsoftを始めとする海外企業、かつ本社が名を連ねる。アドビシステムズ社、華為技術日本株式会社などは本社ではなく、日本現地法人であることを考えると海外企業の本社が直接加盟していることは、本気度を感じる。
まさに、黒船部隊である。かって、鎖国をしていた日本に開国を迫るが如く、RAWデータの開示を日本老舗カメラメーカーに迫るつもりだろうか?
他業界で例えるなら、カメラメーカーにRAWデータの開示を求めるのは、サーチエンジンメーカーに検索アルゴリズムの開示を求めるのと同義ではないだろうか?
さらに言えば、FBIやCIA等の諜報機関に取得した情報の即時開示を求めるのと同義ではないだろうか?
知る権利と競争優位は常にトレードオフの関係なのだろう。すべてを知りたい気もするが、知らない方が幸せな場合もある。こと、関係のスケールが国対国、企業対企業になると難しい。理由は簡単と思う。利害関係者が多数にまたがあるからだ。
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